1. 発表できる事実を一つ選ぶ
一度に会社のすべてを説明しようとすると、何がニュースなのか分かりにくくなります。最初の1本では、公開日を決められる具体的な事実を一つ選びます。
新しい商品・サービス
提供開始、正式版公開、主要機能の追加など
企業としての変化
設立、移転、代表就任、組織変更、認証取得など
他社・団体との取り組み
提携、共同開発、共同イベント、地域連携など
調査・実績
独自調査、利用状況、受賞、節目となる実績など
採用・働き方
採用開始、制度導入、拠点開設など
社会への取り組み
地域活動、寄付、環境施策、教育支援など
迷ったときの基準: 社外の人に「いつ、何が変わるのか」を一文で説明できるか確認します。
2. 文章を書く前に、事実シートを埋める
空欄がある状態で文章生成を始めると、表現は整っても、確認できない内容が混ざりやすくなります。分からない項目は推測で埋めず、社内で確認します。
- 何を発表するか
- 一文で説明できる事実
- いつ・どこで
- 開始日、公開日、開催日、対象地域
- 誰に向けて
- 顧客、取引先、地域、採用候補者など
- なぜ行うか
- 課題、背景、決定理由
- 何が変わるか
- 利用者や社会にとっての具体的な変化
- 誰が確認したか
- 責任者、担当部署、共同発表者
- 問い合わせ先
- 部署名、担当、メール、電話など
3. タイトル・リード・本文を役割別に作る
タイトル
「誰が・何を・いつ」を中心に、発表事実が一読で分かる形にします。意味を弱める抽象語や過度な煽りを減らします。
リード
発表内容、開始日、対象、背景を短くまとめます。本文を読まなくても要点が伝わる状態を目指します。
本文
発表の詳細、背景、特徴、今後、会社情報、問い合わせ先の順に、確認可能な事実を補います。
4. 架空の例で、事実から原稿へ変える
以下は構成説明用の架空例です
例:地域の飲食店向け予約管理サービスを9月1日に提供開始する
- 発表事実
- サンプル株式会社が、予約管理サービス「サンプル予約」を2026年9月1日に提供開始する。
- 対象
- 電話予約の管理に課題を持つ地域の小規模飲食店。
- 背景
- 紙台帳への転記と確認作業を減らしたいという相談があった。
- タイトル案
- サンプル株式会社、飲食店向け予約管理サービス「サンプル予約」を9月1日に提供開始
例文に合わせて事実を作るのではなく、自社で確認できた事実を先にそろえ、その範囲内でタイトルと本文を組み立てます。
5. 公開前チェックリスト
- 会社名、商品名、人名、役職の表記が正しい
- 日付、価格、数量、割合などの数値に根拠がある
- 未決定事項を確定事項として書いていない
- 顧客名、コメント、ロゴ、写真の掲載許諾がある
- 引用元と画像・文章の権利を確認した
- 問い合わせ先が実際に対応できる
- 公開日時と関係者への連絡順を確認した
- 誤解を招く最上級表現や成果保証がない
法務、医療、金融、投資、健康、安全性など専門的な判断が必要な内容は、公開前に適切な専門家へ確認してください。
よくある失敗と直し方
会社紹介から始めて発表事実が見えない
最初の段落に発表主体、内容、日付、対象を置き、会社紹介は後半へ移します。
『画期的』『業界初』などの言葉が先行する
比較条件と根拠を示せない表現は外し、具体的な機能や変更内容で説明します。
背景と予定が混ざっている
すでに決まった事実、現在の状況、今後の予定を段落で分けます。
問い合わせ先が個人依存になっている
公開後に継続対応できる窓口と社内の担当者を決めます。
PRoomを使う場合・使わない場合
PRoomを使う場合
- 入力項目に沿って事実と背景を整理する
- AIでタイトル・リード・本文の下書きを作る
- 人が確認・編集して公式プレスルームへ公開する
- 過去の発表とともに企業単位で蓄積する
PRoomを使わない場合
このページの事実シートとチェックリストを使い、社内文書や表計算で情報を整理してから原稿を作成できます。公開先、承認方法、過去発表の管理方法は別途決めます。